バングラデシュでオフショア開発事業を手掛ける株式会社BJIT(本社:東京都港区/代表取締役社長:明石 康弘)は、バングラデシュ国立ダッカ大学工学部コンピュータサイエンス工学科/ Department of Computer Science and Engineering, Faculty of Engineering and Technology, University of Dhaka(学部住所:Science Complex, Dhaka 1000, Bangladesh)と共同で、バングラデシュおよび日本のIT産業の将来を担うITエンジニアの発掘と育成を目的に、ハッカソン形式のプログラミングコンテスト“Code Samurai 2019”(コードサムライ2019)をバングラデシュの首都ダッカで2019年11月1、2日の両日で開催いたしました。
<プログラミングコンテスト特設ページ>codesamuraibd.net
最終選考を通過した32チーム96名が11月1日、2日の2日間、24時間のハッカソン形式プログラミングコンテストで熱戦を繰り広げました。このコンテストでは、「今のバングラデシュの社会的課題に取り組む」実践力を養うため、それぞれのチームはダッカ市のGIS(Geographic Information System)データを利用し、与えられた条件に基づいた経路探索のプログラムを開発しました。GISデータはCSV形式で提供され、GISデータからネットワーク(グラフデータ)の構築を行い、それぞれのチームが得意とするプログラミング言語、また、ライブラリーを利用しながら、自由な発想、アプローチで取り組みました。
最終的には、1、2位にダッカ大学、3位はクルナ工科大学のチームが入賞しました。入賞チームには、それぞれ賞金15万タカ、9万タカ、3万タカ(日本円でそれぞれ約20万円、12万円、4万円)がBJITと協賛スポンサーより贈呈されました。
開会式には、JETROダッカ事務所より安藤所長(共催者)、閉会式には、Mostafa Jabbar郵政通信大臣が主賓として招かれ、日本側関係者では、在バングラデシュ日本国大使館より伊藤特命全権大使、JICAバングラデシュ事務所より平田所長、また、開会式、閉会式とも日本から参加されたIT企業の皆様も参加されました。
ダッカ大学工学部コンピュータサイエンス学科のMd.Mustafizur Rahman教授は、今回のCode Samurai2019の成功をうけ、来年度以降も毎年Code Samuraiを開催すること、来年度は来年12月にCode Samurai 2020として今年度以上の規模で実施することを宣言し、閉会式を終了いたしました。
BJITは、引き続きダッカ大学工学部コンピュータサイエンス学科との強力な協力関係のもと、バングラデシュ政府機関、在バングラデシュ日本政府関係機関と連携しながら、バングラデシュの将来を担うITエンジニアの発掘と育成、日本企業へのバングラデシュ高度IT人材の紹介を通じて、バングラデシュの社会と経済、日本のIT産業の発展に貢献してまいります。
<バングラデシュについて>
近年、大きな経済成長を遂げているバングラデシュは、BRICs に次ぐ NEXT11 のひとつに も挙げられています。同国の政府は、独立 50 周年にあたる 2021 年までに世界経済の中所得国になる ことを目指し、包括的政策である「ビジョン 21」を掲げており、その中心のひとつに、社会 のあらゆる分野で IT 技術の導入を促進する「デジタル・バングラデシュ」があります。「デ ジタル・バングラデシュ」推進のため、政府が主導して IT 分野における人材育成を積極的 に進めており、高い技術力を持った IT 技術者が数多く輩出されています。また、英語能力が高く(近年のTOEICの非母国語国では世界トップの平均895点、2014年)、親日国としても知られています。
株式会社BJITについて
株式会社BJITは、日本およびバングラデシュに700名のIT技術者を抱えるバングラデシュ総合ITサービス企業です。バングラデシュを拠点としたオフショア開発や、日本国内へのIT技術者派遣、またIT技術者への日本語教育をはじめとする人材育成事業や人財紹介サービスを手掛けています。IT技術者不足に悩む日本のIT市場に、豊富で優秀なバングラデシュIT技術者による総合ITサービスを提供しています。当社に関する詳しい情報は、bjit.co.jpをご覧ください。
国立ダッカ大学工学部コンピュータサイエンス工学科
国立ダッカ大学はバングラデシュの頭脳ともいわれ、コンピュータサイエンス工学科は1992年に創立されました。バングラデシュでのICT教育機関の最高峰のひとつです。4年制(定員240人)で、大学院(MS)、博士課程(PhD)を提供しています。ダッカ大学に関する詳しい情報は、du.ac.bdをご覧ください。